インフルエンサーを起用するマーケティング方法が始まったのは過去数年の間で歴史が短いため、まだ企業やブランドは新たな顧客リーチする事やSNSアカウントのフォロワー数を増やすなど、その効果を最大限に活用するにはどうしたらいいか手探り状態が続いているようで両者は愛憎関係にある。
そんな中企業やブランドがインフルエンサーを起用したマーケティングをする際に出てくる一番の問題といえば費用とその費用から得られるであろうリターンだ。ラスベガスで行われたとある展示会にて”5万人から10万人のフォロワーを持つインフルエンサーに10万円の報酬を与えた場合ブランドや企業はどういったリターンを期待できるのか”という議論が開かれた。
会場にいた14万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーは”そのくらいのレベルのインフルエンサーだったらインスタの投稿、ストーリーかツイッターかフェイスブックでブランドが提供するコンテンツのシェアとかで金額相当の効果は見られると思う”と発言した。
また、その場にいた女性がこう付け加えた。”仮にインフルエンサーに10万円の報酬が払われたとしても、税金やその他の費用に使われるから10万円をそのまま受け取れるわけじゃない。だから私はインスタのストーリーでスワイプアップを促す方法だけでフェアだと思う。”
いろいろな意見はあるが、未だに企業やブランドはインフルエンサーマーケティングにおいて効果をしっかり数字で測れる方法を探している最中。一つの例としては靴のブランドがインフルエンサーマーケティングを試みているとすれば、上記の意見にあったようにスワイプアップ付きのストーリーで各インフルエンサー用にディスカウントコードを作る事によりアクセス・売り上げなどを追跡する事が可能だ。
また、ただインフルエンサーのフォロワーに自身のブランドやサービスを認知してほしいなど、金銭的な見返りを直ぐに求めていない場合は別だが、報酬が発生している企業案件の場合投稿やストーリーなどのエンゲージメントを送ってほしいと頼む事によりどのくらいの人にリーチしてどういった反応があったのかなどをある程度確かめる事も可能だ。
(ブランドやサービスの認知度を特定の人種や地域の人に広げたい場合、自分が求めている人種や地域の人々が多くフォロワーにいるインフルエンサーを起用し認知度アップを試みる)
どの方法で実施するにせよ、お互いの期待を最初から明確にしてそれを書面にする事はマスト。
インフルエンサーの費用に関する問題は今までもこれからも核心問題となとなっていくであろう。例えばカイリージェンナーなどのフォロワー数が140ミリオン以上のセレブリティなどは1投稿につき1億円を越えると言われており、彼女のお姉さん達のカーダシアン姉妹も数千万近くの報酬を受け取っていると言われている。影響力恐るべし。。