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2019年度のコーチェラ・フェスとインフルエンサーマーケティング

4月といえばセレブも参加する音楽フェスティバルの時期ですが、毎年2週間合計6日間の間カリフォルニア州のパームスプリングスで行われる野外フェスティバル”コーチェラ・フェス”の1週目が無事終えましたが、今年もアリアナグランデやPerfumeなどその他大勢の大物アーティストで賑わいました。観客は毎年恒例ケンダル・ジェンナーやヘイリー・ビーバーなど、たくさんのセレブやモデル、インスタグラマー達で溢れていたようです。

今年は25万人もの観客を動員し、イベント開催中の経済効果は700億円にも及ぶと言われており、インスタでは4億以上ものコーチェラ関連のハッシュタグがシェアされました。そして今年、たくさんのスポンサーやブランド企業達はインフルエンサーへのアプローチをいつもと少し変えたようだ。

78%のミレニアルはフォロワーをたくさん持っているインフルエンサーをあまり支持していないそうだ。ということもあり、ブランドや企業はインフルエンサーマーケティングの際40%のバジェットを規模の小さいインフルエンサーに回し、28%を規模の大きいインフルエンサーにあてているそうだ。今回のコーチェラ・フェスでもたくさんの企業やブランドが膨大な金額を報酬にマイクロインフルエンサーを送り込んだそうだ。では、なぜイベントやフェスティバルといった場面でマイクロインフルエンサーが活躍し始めているのでしょうか?

フェスティバルの場合マイクロの方が効果的

アメリカのマーケティング会社、メディアハブはソーシャルメディアのエンゲージメントの調査をしたところ、フォロワーが1000人のマイクロインフルエンサーの方が10万人以上のフォロワーを抱えるインフルエンサーより85%以上効果的だということがわかったそうだ。

AIを使ったインフルエンサーマーケティングを実施している会社”インフルエンシャル”の社長ロバートは”マイクロインフルエンサーはイベントやフェスにもってこいの存在だ。なぜなら彼らの方が報酬をもらってそこにいるのではなく自ら参加しているように見えて、ビューアーに信じてもらいやすいから”と付け足した。

また、セレブに比べマイクロインフルエンサーはボットや偽フォロワーがいる可能性が低いということと、フォロワー数は少ないなりにそれぞれのニッチに特化している事から、特にイベントやフェスといった場面では馴染みやすく、ブランドや企業が好みやすいとも言われています。

一人のセレブ < 数人のマイクロインフルエンサー

上記の理由から、ブランドや企業のスポンサー達は一人のセレブを起用するよりも何人かのマイクロインフルエンサーを起用するケースが多い傾向にあります。そうする事により費用を抑えられるだけでなく、クリエイティブなコンテンツをより多く、それぞれ違う視点で作成することができるのだ。それらのオプションがあることにより、よりたくさんの消費者に響くコンテンツを提供する可能性が広がるという事でもある。

オンとオフでアクティベートを操作

フェスでのインフルエンサーマーケティングではエンゲージメントが高いエリアをジオフェンシングで操作をし、より高いエンゲージメント数を獲得するように仕向ける方法を使う事が多々あるそうだ。

ジオフェンシングとは、地図上にバーチャルなフェンスを設置する技術のこと。特定のフェンスの中に特定のユーザーや特定のモノが出入りした時に、システムからメッセージを送るなど、「モバイル端末のGPS機能」を活用し、予め決めた処理を自動的に行うシステムのこと。

これらの方法はフェスだけでなく、その他のイベントなどでも使える。シンガーのカリッドがBMWのパームスプリング店とパートナーをした際には#RoadToCoachellaのハッシュタグをいち早く始め、コーチェラにロードトリップをしている人々からのプラスアルファのエンゲージメントを獲得する事に成功した。

よりクリエイティブなコンテンツを目指そう

ミレニアルやZ世代の若者は流行や流行りのフェスティバルに誰よりも敏感でクリエイティブなコンテンツに詳しい。彼らはハッシュタグやセルフィーのパワーやインフルエンサーがどれだけ人々に影響力をもたらすかをよくわかっている事から、彼らに響くコンテンツを提供する事がこれからの成功のカギとなるであろう。

コーチェラのような誰もが知っている一大行事のフェスティバルでは、様々なマーケティングテクニックをスマートに使えばブランドや企業にとってこれ以上ないエンゲージメントを獲得する事ができる大きなチャンスがある。マーケターにとって想像力は欠かせないツールだ。

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