最近の研究によると、才能のある人材が仕事から去る理由は主に４つある事がわかっています。①ネガティブな仕事環境②ストレスとプレッシャー③チャレンジと思い入れ不足④認知とベネフィット不足
逆に、才能のある人材が仕事から去らない４つの理由は①感謝の気持ちや聞いてくれている事を感じられるから②目上の人から学ぶとこがあり、チャレンジを感じる③学ぶ機会が多い④正しい報酬とベネフィットがある
生きていく事に必死になり実際に人生を楽しく生きる事を忘れがちな今日この頃、あまりにも多くの人々がすぐに取り替えがきくポジションにもかかわらず働きすぎな状況にあることがわかっています。私たちは月末の請求書を払うためにこの世に生まれてきたのではないのです。
また、週末のためだけに平日を乗り切るスタンスの人が多すぎるのも今の時代に見られる事です。別のアンケートによれば、３３％の人々は１２ヶ月以内に今の仕事を辞める事を検討しているそう。ハーバードの調査では、５８％の人々は自分の上司よりも会ったばかりの見知らぬ人を信用するという事がわかったそうだ。というのは、私たちがそもそも上司が心の底では私たちに興味すらないと思っているからであろう。
他の研究では、仕事をやめたいと思っている７９％の人々の辞職理由は感謝されていないからという事だった。ほとんどの人が有給もろくにとれずに、１０％の社員は１日も有給をとっていないのだ。有給をとらない理由としては、まわりとの差がでるから、遅れが出るのが怖いといった理由が上位を占めていた。また、今ストレスに感じている仕事を始めてから体重が増えたという人々は５人に２人にも及び、世の中の５３％以上の人々が今の仕事に不満をもっているそうだ。半分以上の人々が辞職する理由がストレスというのはこういった背景があるからという事であろう。
従業員や社員の方へ。誰かにあなたの才能を見つけてもらうのを待つのではなく、自ら証明していこう。だれかに管理されるのではなく、自分自身の人生と自分の時間を管理し始めてみよう。自分自身が好きな事をするために誰かに認めてもらうのではなく、自分で作り上げていこう。誰かに自分の仕事具合を褒めてもらう事を待つのではなく、自分で自分の価値を知って褒めよう。会社のためにこれ以上自分の健康を犠牲にするのはやめよう、なぜなら健康は第一だから。私たちの貴重な時間に正しい価値をつけてくれない会社のために残業をするのはやめよう。
そして自分自身の時間を確保し、自分と向き合う時間を作り、価値を見いだす事はあなたの責任です。人は自分一人でさえ管理できない時、第二、三者の面倒を見る事など不可能なように上司もあなたを助けられないのです。
リーダーの方へ。８９％の企業のリーダー達が辞職理由について大きな勘違いをしている事がありそれは、人々が仕事をやめる理由は給料だと考えているという事です。真実は才能や成し遂げてきた事への認知不足、認めてもらえなかった秘められたポテンシャルなどといったもっと深い理由にもかかわらず。社員との距離を縮めていくには１、全社員一人一人と面接をもうける。２、社員にかれらのハピネスについて尋ねる。３、今の仕事が自分にとって意味のある事であるか尋ねる。４、職場環境などで改善できる点はあるか尋ねる。５、仕事と私生活のバランスを聞く。６、職場で価値のある役割を果たしていると感じれているか聞く。７、仕事での役割をより好きになってもらうために何かできる事はないか聞く。８、リーダーのみなさん、真実を聞く準備をしてください。真実にオープンになる事に準備してください。あなたが聞く姿勢を見せれば、みんなもあなたの言いたい事を聞いてくれます。
スティーブジョブズが言ったように、”何をすべきかをいうと問題なくできるから賢い人を雇うのではなく、何をすべきかを賢い人たちが我々に言うことができるから、我々は賢い人たちを雇うのだ。”というのはとても合理的なんだと言える。
