瞑想 -Meditation- :心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、心を静めて無心になること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことである。
米国に比べると、日本ではあまり知られていなく日常的に使われていない瞑想ですが、その効果には度肝を抜かれるものです。瞑想と聞くと宗教らしき儀式や難しそうなどといったことを想像する人もいるかもしれませんが、まずそのステレオタイプな考え方から取っ払っていきましょう。
瞑想は世界中であらゆるトップアスリート、億万長者並みの成功者、トップクラスのビジネスマンなど、一流企業までもが続々導入しているメディテーションですが、一体どんな効果があり、方法があるのだろうか?
まず始めて試した人が気付く出あろうことは、全く何も考えずに”無心”になることが想像よりも難しいという事。意識をしていなくても、生活の中で私たちは”何も考えていない瞬間”が意外にもほぼないという事と、だからこそその時間を設ける事の大切さをまず知る事が第一歩になると思います。
瞑想の効果
ストレスを減らす力
この効果が人々を瞑想に導く一番大きな理由とされています。ストレスは私たち人間の体に様々な悪影響を及ぼします。睡眠障害、うつ病、不安障害、高血圧、など。調査の結果、ストレスをより多く抱えている人の方が瞑想の効果が大きいという事がわかっています。
不安を減らす力
普段私たちの頭の中に浮かんで来る恐れから来る”こうなったらどうしよう”などといった心配事の85%は実際に怒らないという事がわかっています。ですが、考えるのをやめたくてもそれを止めるのは難しいのが現実。瞑想で実際に1日10分、15分でも何も考えずに、今この瞬間にいる事だけを考え静まらせる事は不安を減らす事を助けてくれます。
思考をコントロールする力
ネガティブな感情は誰にでも訪れ、私たちを悩ませますがそれをどう対応するかは私たち次第。そのプロセスにあたり、瞑想はネガティブな感情だけでなくその他の思考をコントロールする力を補えます。
判断力を高める力
瞑想は私たちを冷静にさせてくれ、目の前の問題に対して冷静な決断を下せる能力を与えてくれます。とくにスポーツやビジネスなどの面で瞬時に正しい決断を下さなければいけない状況など判断力が試されますが、瞑想で物事を冷静にそしてまっすぐに見越す力を備えれば仕事の効率にも繋がる。
自己認識を高める力
瞑想は自分自身と向き合い、理解し、より深く自分との繋がりを感じられるツールです。マインドの成長とベストな状態になっていく自身を感じられるはずです。
睡眠の質の向上
人口の半分の人々は一生に一度不眠症に悩まされるそうだ。それに繋がっている一つの理由としては不安や心配事だけでなくたくさんの事を一度に考えそれが止められない事だ。就寝前のちょっとした瞑想でピースフルな頭の中にしてから、睡眠をすることによりすぐに寝落ちでき、また質のいい睡眠を取る事ができる可能性が高まる。
痛みを和らげる力
痛みの度合いはそれぞれのマインドの状態やストレスの度合いを表していると言われている。もちろん痛みを感じなくなる事はないが、瞑想をしている人々とそうでない人々を比べると、瞑想をしている人は痛みがある状況の中でうまく対処できる能力が高い事がわかっている。
型にとらわれない瞑想方法
毎日床に座り15分くらいの時間を取る事が難しいまたはそれが向いていないといった人におすすめなのは、瞑想というと、あぐらをかいて床に座りよくヨガで見るポーズをする事を想像する方が多いと思います。そしてそれが”一般的に正しい”瞑想の仕方なのかもしれませんが、最近個人的に気づいた事をシェアすると、瞑想の仕方は十人十色という事。そしてこのポーズをして床に座らなきゃいけないなどといった型にはまった考え方を一度取っ払って、自分にとって何が一番自分と向き合い、心を静めてくれるのかを知り、それを瞑想とする事も全然ありだという事。
ある人は音楽を作る事がその人にとっての瞑想の形で、ある人は料理、絵を描く事、などなど。自分自身の瞑想の形を探し出すのも、新しい自分を探す事と共に向き合う時間を確保できて内面の成長に役に立つのではないであろうか。
なかなか集中できない方へ
上記に瞑想の方法は十人十色と書きましたが、自分自身の瞑想の形が分かってもなかなか集中できない、、何かしら頭に浮かんでくる、、考えるのをやめられない、、という方へ。
目を閉じる方法をする方は、まず目を閉じて3つ目の目といわれている目と目の間の少し上を見て、そこに視線を送る事に集中する事や、もう一つ絶対的に大切なのは呼吸。呼吸は生まれた瞬間から死ぬ直前まで当たり前に繰り返している事ですが、意外にも呼吸法が及ぼす影響はかなり大きいのです。酸素をより多く体内に取り入れる事を意識し、吐き出す。集中できずに困難している方はぜひ、空気が体内に入って、出ていく様子に着目しそれがいかに素晴らしい事か見て感じていると集中できるかもしれません。
また、ガイドが必要な場合はユーチューブで”瞑想 ガイド”と検索し、考える事、やる事をガイドしてもらうのも始めるにはいいでしょう。