あなたが子供の時、大人になったら何になりたかったですか?俳優?サッカー選手?
新しいテクノロジーにより、今の時代の子供は私たちが子供だった頃と比べるとキャリアが幅広く選べるようになったのではと思います。最近の研究では今の子供や若者が一番なりたい職業はブロガーだそう。
だがしかし、たくさんの若者が今の時代ブログを投稿したり写真をインスタに載せたり、ユーチューブに動画コンテンツを載せる事で生計を立てているという事は、ソーシャルメディアを使わない人々にとって理解しがたい結果でしょう。
文面だけでは簡単な仕事・タスクのように聞こえますが、今みんながインフルエンサーになりたいこの時代にずば抜けて注目を浴びるのはかなり難しい事。
もちろんゴージャスなフォトショ加工された写真はマストだがそれだけでは充分ではない。今人気のインスタグラマーから見て分かる事は、それぞれのページがテーマを持ているという事。すべての投稿を似たようなスタイル・色にする事により個人個人の個性が強調され、視聴者も見ていて気持ちいい。例えばジェイ・アルバレス。旅系インスタグラマーで・・人ものフォロワーを持つ彼のページに飛ぶと、面白い事にすぐさまハワイにいるような気分になれる。
そして多すぎず少なすぎず丁度いい効果のあるハッシュタグとポエムや自分の価値観、ちょっとした一言などを添えたキャプションももちろんマスト。
Shoot My Travel というサイトは世界中のフォトグラファーとインフルエンサーをマッチするサイトで、旅行先などでの撮影をセッティングできるシステム。撮影された写真は編集され、24−48時間以内に受け取り可能。フォトシュートの料金設定は1時間$195、2時間$275、3時間$375となっている。
そしてある一人の女性がインフルエンサーとしての1日を体験しつつ、インスタグラマー写真家との1日を追った。
フォトグラファーに会ったのはノッティングヒル、ロンドン。カラフルなタウンハウスが並んでいるこの町は、フォトジェニックなスポットとしてインフルエンサーだけでなく観光客の中でも有名だ。中には”階段に座らないで!不法侵入です!”との記載がある家もあるほど。。
一つ目のスポットはカラフルなタウンハウスの前で。フォトグラファーが写真を撮り始めるに連れ、混乱し始めた。
”ポーズはどうすればいいの?” ”私どう映ってる?”
”手はどうしたらいいの?”
撮影中そんな不安を無視し、リラックスしようとしたが全てをさらけ出しカメラの前で自己表現をする事は思っていたより大変だった。
そのあとはピンクのテーブルがかわいい近くのカフェで。インスタグラマーの写真でよく見る手を髪にのせるポーズを私もやってみた。
(実話:バックは写真のためだけに持ってきたもので、本当はダサい大きいリュックをもってたの!笑)
抹茶は個人的に嫌いなんだけど。。ピンクとグリーンをマッチしたかったから写真のために抹茶ラテをオーダー。
飲んでる最中の撮影では、”みんなどうやって飲んでる時にかわいく写れるの?そんなスキル私もってない。。”とか思いながら挑戦。
ちなみにこれが撮影中の風景。
撮影中に気づいた事は、中にいた店員さんたちがみんな嘲笑いをするように見ていた事。。
次のショットは歩いている写真。これもよくインスタで見かけるシーンだけど実際にどこか行ってるの?歩いてるフリ?とかいろいろ考えながら挑戦!
歩いている姿を撮られるのは変な感じがしたけど、反対側を歩いてた男性が私の写真を撮り始めたのはもっと変な感じだった。。
そして衣装チェンジ ー ジム着に着替えてフィットネスインフルエンサー気取り!トップスにマッチしてるピンクのスムージとパシャり。
氷点下ほど寒い1月のロンドン。。インスタ映えのためなら寒いなんていってられない。。とプロのインスタグラマー並みに気合を入れて、タンクトップで勝負!
これが撮影風景。見知らぬ人があなた有名人?と訪ねてきたのは面白かったわ。
この写真は私が鳩に襲われそうになってる画だけど、動きは写真を生き生きして見せてくれると学んだ。
そして何個か撮影をこなしているうちに、カメラの前で素になるという事に自然と慣れてきている自分がいる事に気付いた。
そしてShoot My Travelのクライアントはインフルエンサーやなりきりインスタグラマーだけでなく、一人で旅をしている人でシンプルに旅のいい写真が欲しい人が多いそう。
見知らぬ人に写真を頼んで、あとでそれが頭が切れている写真とかだったらせっかくの旅が台無し。
この撮影以来、これらの写真をインスタに載せ始めたらいつものポストよりかなり高いエンゲージメントに驚いた。友達もみんな”急にどうしたの?!”って感じだった。笑
寒さの中写真のためにタンクトップを着たり、カフェで何時間も時間を費やしてベストの写真が取れるまで踏ん張ったり、鳩に襲われそうになったり。。インスタグラマーになるのやそれを日々続ける事は簡単な事ではないけれど、いつでもどこでも一緒に行動してくれるフォトグラファーがいる限り、インスタのフィードを潤す事は可能なのではないかと感じた。