一目惚れ:友達の新居のソファー、あの子が来てた新しいワンピ、セレブがレッドカーペットで着てた豪華なドレス、もしかしたら上司のお高いハンドバックかもしれない。とっても素敵でどこで買ったのか知りたいけど聞けなかったり、知る余地がなかったり。
でもどうしても知りたくて、ゲットしたくてグーグルとにらめっこしても見つからず、SNSにまで投稿して友達の力を借りた経験がある方もいるかもしれない。
このようなことが起こると、自分がモヤっと残念な気持ちになるだけでなく、その探していた商品のセールスにもひびく。そして、もしこのような状況を助けられるようなツールがあったのならば、それらの商品の巨大なマーケティングの機会を生むことができるのではないだろうか。そしてこのような状況に陥るきっかけを、「インフルエンスマーケティング」と呼ぶ。
そしてインフルエンスマーケティングとインフルエンサーマーケティングは全くの別物なので、注意していただきたい。
インフルエンサーマーケティング:ソーシャルメディアやテレビなどで影響力をもつ個人またはグループで、商品をプロモーションしたい企業やブランドが彼らを雇い商品の売り上げを促すマーケティング方法。
インフルエンスマーケティング:商品自体が持つパワーでカスタマーを惹きつけ、決して購入を促す方法ではなくカスタマーを夢中にさせ物欲を起こし、最終的に購入まで行き着かせる方法。
広告の世界ではインスタで有名人気インフルエンサーがリップを紹介すればそのリップの売り上げは確かに上がるかもしれない。でも対象的に、インフルエンスマーケティングでは売りたい商品をカスタマーに押し付けるのではなく、認知とインパクトは十分に植え付け、購入の選択は任せるといった際どいマーケティング方法。アパレルブランドのパタゴニアが数年前に実施した、環境のためのマーケティング法で使われた自社ブランドを含め余分なジャケットを買わないように呼びかけたキャンペーンに似ている。
ちなみにパタゴニアのリスクを負ったプロジェクトでは、この強い見出しで人々の目を引き彼らの一番の目的”環境保護についての文章をよりたくさんの人に読んでもらう”というミッションを果たし、たくさんの反響を導き出した。
マーケティングは実に面白いですね。