海外のインフルエンサーをマーケティングに活用するなら「Gantale」

English

万博体験記ー住友館

大阪関西万博2025レポート
住友館🌱

大人気で予約困難の住友館。

住友ゆかりの地である別子銅山の連なる山並みをイメージした外観は「住友の森」で植林されたスギやヒノキを活用して建設されたそうな。

館内の足元はやや暗く、仄かに照らすのは入場時に手渡される“光のランタン”。
このランタンが、「UNKNOWN FOREST」を歩く来場者ひとりひとりの小さなコンパスとなる。

展示空間は明確な順路を持たず、まるで自由に森を巡るような体験設計がなされている。
足を止め、様々なスポットにランタンを置くと、キノコが光を放ったり、木々の間に野生動物のホログラムがふと現れたりする。
光と音の演出が五感を静かに揺さぶり、まるで森と“会話”しているような錯覚すら覚える。

実はこのパビリオンには隠し部屋があり、好奇心のある人はこの部屋を見つけられるようになっている。
壁は全面鏡張りで、天井は白い葉で覆われた不思議な空間。葉っぱ切り絵アーティストのリトさんの作品が白い葉の真ん中にあるビジョンで動いており、とても可愛らしい演出だった。

森の奥へと進むと、映像とリアルな舞踏パフォーマンスが融合したシアター体験が待っている。
自然の循環、生きとし生けるもののリズム、それを包む地球の時間。そんな壮大なテーマが語られる。どこか温かさと切なさ、儚さが交錯する演出だった。

終盤には、「ミライのタネ」と呼ばれる展示ゾーンへ。ここでは住友グループが取り組む最新の環境技術や、持続可能な未来への提案が紹介されている。

また、屋外では実際に苗木を植える体験も実施されており、子どもたちの植えた苗木は今回の住友館建設で使われた木々のあった場所に改めて植えられるそうだ。

全ての体験を終えたとき、「森を肌で感じる体験」という言葉が私の頭に浮かんだ。

暗がりの中でふと浮かび上がる光や音、木々の揺れ動く様、森に佇む生き物たち…
森と触れ合う中で、自分の中の子ども心が静かに目を覚ました気がした。

住友館は、派手さを排した静かな空間の中に、未来への深い問いと、生命への敬意が織り込まれたパビリオンだった。

効率や速さとは無縁の、あえて“ゆっくりと過ごす”ことに意味を持たせた空間。
2025年の万博において、最も“あらゆる感覚を刺激される”体験のひとつかもしれない。

海外のインフルエンサーと国内企業のマッチングプラットフォーム

Youtubeを始めとするSNSを使ったデジタルマーケティングにより、世の中に広まるブランドの新商品や、新しいサービスを世界中に届け、「認知の拡大」と「企業ブランディング」の最大限の効果を引き出します。