時代というのは文字通り時代の流れがその時代を代表するものを作っていき、Z世代という若年層の年代・時代にも同じく言える事だ。Z世代とは、1990年代後半から2000年生まれの世代のことである。 アメリカでは1960年～1974年生まれがX世代、1975年から1990年代前半生まれがY世代と名付けられ、Z世代はそれに続く世代と言われており、まだ子供という人もいるかもしれないが、既に今の時代に大きな影響を与えている事は間違いなさそうだ。
また、Z世代は初めてのデジタルネイティブ世代とも言われていて、常にインターネットと繋がっている世代だ（iGenとも呼ぶ）。今までの世代と比べるとZ世代が一番教養を得る世代になるとも言われている。古い流行りを追うより、新しいものを作り上げそれを年上の年代にも付いて来させようとする力も持っている。そしてその上Z世代は何より情熱的だ。彼らは自分たちの信じているもののために戦い、お互いをサポートし合い、クリエイティブで発明的な考えを持っていて、パワフルなメッセージを世界に広められる能力がある傾向にあると思う。
目的を持って影響する
上記の事から、Z世代は今までの世代と違い、今までの常識を覆すと言われているのだ。そしてこの覆しはインフルエンサーマーケティングの分野にも起こっている事だ。また、今のインフルエンサー文化やインフルエンサーマーケティングもZ世代があっての事だという人も少なくはない。なぜなら成功するインフルエンサーマーケティングを実施するには、ブランドの力だけでなくインフルエンサー自身のクリエイティビティやアイディアが絶対的に必要になってくるからだ。そして最新のトレンドやオーディエンスが好む事を知っている人物といえばやはり若年世代のZ世代となる。ビジネスチックな企業案件にエンゲージメントとオーディエンスに刺さるようなコンテンツを提供するには、Z世代の力を借りて本当の意味でのバリューを付け足す事がこれからのインフルエンサーマーケティングの鍵なのではないだろうか。
そして信頼できる事・信憑性のあるコンテンツというのも大切だ。完璧な投稿だけがオーディエンスの心をつかむというわけではなく、リアルなコンテンツの追求が次のインフルエンサーマーケティングに求められる事なのではないだろうか。
若年層に響くものというのは真実でリアルなものと、自分の中の何かがコネクトできるようなコンテンツだ。それの一番近道で手助けできるであろう人物はやはりZ世代のインフルエンサーで彼らのアイディアは無限と言える。
インフルエンサーマーケティングを考えている企業の方達は今の時代のSNSのあり方について少し深く、違った視点を持って見てみてほしい、なぜならそれがZ世代の求めている事であり、彼らの生き様だから。SNSの場というのは今や発信するだけの場所ではなく、時代の流れを目の当たりにできる唯一の近道だったりする。それから得た情報を元に、Z世代のマインドセットを学び、自分の企業や商品のイメージの改善に使えると思う。そしてそれが利益になり時代に沿ったマーケティングが初めて可能になるのではないだろうか。
