インフルエンサーやサレブたちがサウジアラビアで行われているレイブ(音楽フェスティバル)をインスタでプロモーションしている事に気づいた人もいるかもしれませんが、その真相が謎すぎて、怪しすぎて人々が混乱しているようだ。
きになるイベントの名前は”MDL Beast”というもので週末にかけて行われたイベントはSNSに投稿するためにソフィアリッチーをはじめとした、たくさんのセレブやインフルエンサーが足を運んだ。
サウジアラビアはインフルエンサーを起用してサウジアラビアの魅力を伝える活動をしており、イケメンインフルエンサーとして知られているジェイ・アルバレスなどたくさんの有名インフルエンサーとのコラボをしてきた。今回のイベントでセレブやインフルエンサーを使ったのも、その活動の延長線上だと言える。だがその活動をするにあたりサウジアラビア特有の性別差別が問題になってきた。近年よくなっていてはいるが、女性軽視だったり、性同一性障害のジャーナリストが二人殺されてしまったりと、世界のスタンダードと合わせていくのには時間がかかりそうだと言える。
そこで問題になっているのが、そのイベントのプロモーションが起こった”時期”だ。サウジアラビアの王様が殺人された性同一性障害のジャーナリストの殺害に関与していると疑われたのが月曜。
人々はこのイベントをプロモーションしているインフルエンサーたちの投稿のコメント欄で”影響力のある人々はただ報酬をもらえばいいのではなく、宣伝する事に対して責任を持つべき。”と議論している。それと同時に、時事問題などを知らずに”ただ楽しむだけ”に行ったのかもしれないじゃないか、という庇うような意見もある。
https://www.instagram.com/p/B6WDeiuH0tG/?utm_source=ig_embed
サウジアラビアという国一体でインフルエンサーを起用し、よりたくさんの観光客を招こうとしているのは確かで高額な報酬を受け取ってただタスクをこなしているインフルエンサーが多数いるのも確かだが、中には”政府に使われたくない”、”宣伝ツールとしてよくないものを広めるのはよくない”と芯を持っているインフルエンサーたちはオファーを断っているようだ。
巨乳美女として知られているエミリーラタコスキーなどはLGBTQコミュニティをサポートしている事でよく知られているが、自身のストーリーでそういった理由でオファーを断った事を公表した。
Teddy Quinlivan and Emily Ratajkowski posted about the recent influx of influencers visiting Saudi Arabia. Ratajkowski revealed that she turned the trip down. pic.twitter.com/6XXpf5vivR
— models daily (@supermodeldaiIy) December 22, 2019
そんななか世界的に有名なビクトリア・シークレットのモデルも案件のためサウジアラビアに飛んだ事も見受けられる。
たくさんの意見があり、賛否両論もあるが企業案件を受けるか断るという選択もインフルエンサーのキャリアに影響していくため、個人で活動しているインフルエンサーはそういった選択が重要となってくるのではないか。