インターネット上ではたくさんの健康法やダイエット方法がシェアされているが、今流行っているあるインフルエンサーが紹介した健康法がユニークで驚きすぎると話題になっている。
米ロサンゼルス在住のロニー・ティーズデールさん（Ronnie Teasdale）は元アスリートで、クロスフィットなどの大会にも出場していた。彼は現在“ra_of_earth”と名乗り、健康愛好家として人々に健康で幸せであり続けるためのコーチングを行っており、インスタでは24100人以上のフォロワーを持つインフルエンサーだ。
先月6日にロニーさんがInstagramに投稿した、彼の健康法を受講していると思われる男性3人の姿を捉えた動画が人々の目を釘付けにした。そこには太陽がサンサンと降り注ぐなか、一糸まとわぬ姿で草むらの上に仰向けに寝転がり、両脚を広げて高く上げる姿が映っている。
3人は日が射すほうにお尻を向けて、肛門の日光浴を行っていたのだ。ロニーさんは「一日服を着た状態で日光を浴びるより、たったの30秒間、肛門に日光を当てるだけで多くのエネルギーを得ることができる」と説明している。この動画は4万回以上も再生されていることから、多くの人がこの健康法に関心を持ったようだ。
People out here butt-chugging sunlight. pic.twitter.com/o8rxNwyASA
— Nice Nun (@sisterofonline) November 25, 2019
ロニーさんの影響を受けて、健康愛好家として活動している数人のインフルエンサーがこの肛門日光浴を実践しており、呼吸法を取り入れた健康法を教えているカリフォルニア在住のトロイ・ケーシーさん（Troy Casey）は自身の肛門日光浴の写真をInstagramに投稿。さらに“Metaphysical Meagan”と名乗る健康愛好家の女性も、自ら肛門日光浴をしている写真をInstagramに公開し人々を驚かせた。彼女は写真に次のようなコメントを添えている。
「ここ数週間、私はお尻の日光浴を取り入れてきました。お尻の穴にたった30秒日光を当てるだけで、普段服を着て生活する一日分の日光を浴びることに相当します。これを取り入れてから変わったことは、まずは元気が湧いてくる、良く眠れる、性的エネルギーをより深く感じて以前よりも生命力の統制が可能になった…などがあります。」
そして「朝のコーヒーよりも頭の目覚めが良くなる」とも明かした。またロニーさんもInstagramで「日光には優れた殺菌作用があります。肛門周りに日光を当てることによって菌を減らし、健康を保つことができます。痔の治療のためにも素晴らしい方法だと言えます」と記している。
しかし医療関係者らは「肛門日光浴が健康にメリットを及ぼすとは思えない」と述べており、イギリスを拠点としているオンラインドクターサービス「Doctor4U」のダイアナ・ガル医師（Dr. Diana Gall）も「このように日光浴をすることが健康に効果があるという証拠はありません」と話している。
