カップルで同棲している人、したことのある人には起きたことがあるであろう、”すれ違い”。部屋を掃除しない、家事の分担、ダイエットなどといった小さなことが重なっていき相手と合わないなと思い始めると歯止めが効かなくなっていくのが、同棲。
相手に言われて”部屋を掃除するようにする”、”もっと家事を手伝うようにする”、”明日からダイエットする”などと言ってもなかなか直してくれない事もあり、ある日突然どちらかが”もう無理!”と溜めていた何かが爆発してい、別れに発展してしまう事も。
別れを切り出されてしまった相手は、別れる事になっても以前言われていた事である掃除などをやり始めその過程を知らせるのだが、実際にはもう遅い。
そしてある日、改めて変わった自分を見せようと家を訪れるのだが、そこには違う異性が。変わろうとしていた側の人物はそれを見て感情を表にしてしまうのだが、相手からの言葉が的を得ていた。
”部屋を掃除して欲しいとか家事をしてほしいとかダイエットをして欲しいとか言ったけど、それらの事は私のためにして欲しいのではないの。私が言ったからではなく、あなたがやりたいからという理由でやってほしかった。”
難しい問題ではあるが、私たちには皆一つくらい変えなければいけないとわかっている悪い習慣がある。でもそこで間違えてはいけないのは、誰かをつなぎとめるために、誰かの気をひくために、それらを変えるという事。
私たちが自分自身でなく、誰かのために起こす’変化’というのは、自分のためにやったときとは違う結果が訪れる。それはあなたが誰かのために変わってしまうと、それを相手から認めてもらおうとするため結果的に相手に頼ってしまう事になる。
しかし同じ’変化’でも自分自身のために変わった変化は自分に自信がつき、後に先に進むにあたり大きな力となる。
時には自分が変えなければいけない事に気づくのに第三者が必要な場合もある。そうだとしても変わるという事にあたり、目的は常に’自分自身のため’であるべきなのだ。
特にその悪い習慣のせいで誰かを失った場合、”ここやあれが悪くてこうなってしまったんだ”という考えを巡らせる事ができるため、その問題によりハッキリと気づける。しかし、そこでその気づいた点を変える理由を’相手を取り戻すため’にせずに、後に本当の意味でのトランスフォーメーションを起こす事ができる”自分自身と自分自身のために向き合う”という事に焦点してはいかがだろうか。
自分自身をより信じるためには、何を変えたらいいだろうか?
よりよい自分になるために、何を学んだらいいだろうか?
それらの質問を常に自分自身に問いかけてみよう。
よりよい自分に近づくにあたり、自然とそういった人々も惹きつけられるし自然と周りに良い影響を与えられる人になる。まずは自分自身から、自分自身のために変わろう。