伝統的なマーケティング方法が通用しなくなった今の時代マーケターがフォーカスするのがインフルエンサーマーケティング。セレブレベルのフォロワーを持つインフルエンサーから、数千人規模のマイクロインフルエンサーまでいろいろなサイズのインフルエンサーが活躍しているこのマーケティング方法は高いエンゲージメントを獲得できる可能性が高い分、リスクも付き物だ。
カスタマーが買い物をする前、ユーチューブやインスタなどのSNS投稿を見て購入までに至るという経緯が基本となっている今、インフルエンサーマーケティングの威力はというと今まで行われていたマーケティング方法よりも11倍ものROIがあることがわかっている。
”インフルエンサー”という言葉や、”インフルエンサーマーケティング”という言葉をよく聞くようになったからといってそれらのワードが最近生まれたというわけではない。インフルエンサーというネーミング自体は実は1760年代からイギリスで存在しており、時代に沿った方法とデイバイスを使っての手法とはなるが昔から行われていたそうだ。
なので商品やサービスを著名人や有名人などとリンクさせて広告を出す方法というのは大昔から存在しており、それをする理由というのは以前から変わっていないのだ。ソーシャルメディアの発達により今の時代有名になったり、たくさんの人の目につくために特別な才能を持っていなければいけないということは昔に比べたらない。
そしてインフルエンサーと発達したソーシャルメディアの発達のコラボレーションにより企業やブランドがインフルエンサーを通してオーディエンスに直接伝えたいことを伝えることが可能になったというのだ。
リスクとは一体?!
特に大きなフォロワーを持つインフルエンサーや、セレブリティを起用する場合はスキャンダルなどのリスクが付き物だ。ターガーウッズを例にとると、彼のスキャンダルのせいでナイキなど大企業とのスポンサーシップに影響が出たのは10年前とはいえ記憶に新しい。
直接的にビジネスに影響していないとはいえ、セレブや芸能人となるとやはりイメージというものが付き物なのでインフルエンサーマーケティングではそういった関係性も重要となってくる。また、リスクはあるがそれなりのリターンが大きいのも事実だ。