数ヶ月前にインスタグラムのフォロー中タブが消えるとの報告があり、でインスタの唯一のオフィシャルストーカーツールが消えてしまったことが話題になったが、次は自分のアカウントと連携して使える外部のストーカー用アプリさえも使えなくなることが判明した。
もう既に消えてしまったインスタのフォロー中タブというのは、自分がフォローしている人が誰をフォローし始め、誰の投稿をライクし、どの投稿に何をコメントしているかなどがわかるタブで、彼氏・彼女・好きな人などがインスタでそういった活動をしているかがわかってしまう”ストーカー”として知られていたツールだ。そのツールがなくなってから、外部のアプリと連携させればそういったものを見れるサービスが存在していたものの、インスタグラム側がそれらのアプリと連携させることを禁止し、そういったストーカー行為ができないようにし始めているそうだ。
こういったストーカー行為ができるアプリだけでなく、誰がフォローを返していないかなどが見れる第三者のアプリ全般で前々からプライバシーの関係で問題が起こり続けていることから、こういった決断に至る経緯となったそうだ。
そもそも、インスタが消去した全く同じサービスを外部で提供してしまうということ自体がインスタグラムの規約を破っている。
今回対象とされたいいねなどがトラッキングできるアプリはLike Patrolというアプリだが、その他的確あ位置情報がわかってしまったり、ソーシャルメディアのアクティビティなどが丸わかりしてしまうような、もっと過激なストーカー行為ができるようなアプリも発見されており、それらのアプリがシャットダウンされ始めているということで、ソーシャルメディアをより平和に使用することが可能になっていく近い将来へと近づけている気がする。
Like Patrolというアプリは対象としている人が新しくフォローしたり、投稿にいいねしたりするたびに通知が行くようになっており、その人の性別、誰と最も連絡を取り合っているかというリストなどまでもがわかるようになっている。こちらのアプリはインスタグラムと共にフェイスブックでの禁止が実行されており、このアプリの創作者が作った他のアプリも慎重にレビューしているそうだ。
ストーカーアプリといっても、あなたがストーカーしたい人があなたをフォローしていないと使えないものなので、ブロックしたり、フォローを外すことでこういったことをされるのを事前に防ぐことができる。
また、そのアプリは人々の好奇心からお金を取ろうとしており、週約300円、一年で約8000円のチャージとなっている。そしてローンチから時間が経っていないにもかかわらず、既に300人以上もの人が金額を払い登録済みだったそうだ。
そもそもインスタのフォロー中タブというのは2011年から新しく始まったもので、既に始まったものを消したからといってなかったことになるものではない。そういったアイディアを人々に植え付けてしまったことでこういった行為をするということに慣れてしまった、癖になってしまった人たちは常にこれからもこういったストーカーツールを求めていくのだろう。